「いつ何を食べたらいいの?」「いつ運動すればいいの?」時間栄養学に基づいたダイエット

 

「いつ何を食べたらいいの?」「いつ運動すればいいの?」時間栄養学に基づいたダイエット

第1回
「いつ何を食べたらいいの?」「いつ運動すればいいの?」時間栄養学に基づいたダイエット
 
「時間栄養学」という言葉を、はじめて聞く方もいらっしゃるかもしれません。「時間栄養学」は私たちの生態リズムに則って、考えられた栄養学なのです。これにより「いつ何を食べたらいいのか」「何がベストなのか?」がわかるようになってきたのです。


 
朝昼夕食の食べる時間とおすすめメニュー
朝7時に起床した場合の食べる時間とおすすめのメニューをご紹介させていただきます。「朝は食べた方がいい」「夜は控えめに」といわれている理由がこれでわかるはず♪

7:30~朝食 脂肪の消化にかかわる肝臓が活動的になってくるので、油を少し多くとっても大丈夫!脳のエネルギー源となる糖質、酵素の材料となるたんぱく質もしっかり食べましょう。

★ メニュー例 ★
ご飯、ハムエッグ、レタスと玉ねぎのサラダ、フルーツヨーグルト、紅茶


12:00~昼食 たんぱく質の消化をする胃の働きが活発になるので、代謝の効率アップに欠かせないたんぱく質をしっかりとるようにしましょう。

★ メニュー例 ★
ご飯、豚肉のしょうが焼き(千切りキャベツ+トマト)、ほうれん草の胡麻和え、味噌汁、ぬかづけ


16:00~17:00間食 インスリンの分泌がピークになる夕方は甘いものを食べても大丈夫な時間帯です。食べ過ぎに気をつけ、適量を楽しんで。リラックス効果のあるチョコレート、抗酸化作用のあるナッツ類、糖分+食物繊維の補給も期待できるドライフルーツなどがおすすめです。老廃物の排出のため、お茶やコーヒーなど水分も一緒に取ることを忘れずに。


19:00~21:00夕食 肝臓は休息モードに入っているため、脂質の多い食事はNG!野菜を中心に、たんぱく質をプラスした食事にしましょう。なるべく夕食は夜9時前に済ませ、9時以降の飲食やアルコールは控えるようにこころがけましょう。

★ メニュー例 ★
ご飯半膳、刺身、野菜の炊き合わせ、キューリとワカメの酢の物


朝食はしっかり、夕食は控えめに、が内臓に負担をかけない食事の基本。内臓が正常に働くようになると、体調も良くなったと感じられるようです。仕事もカラダも「オン」と「オフ」が大切なのですね♪

第2回では、時間栄養学と運動、睡眠の関係をご紹介しますので、楽しみに待っていてくださいね。

〈参考図書〉
時間栄養学-時計遺伝子と食事のリズム(日本栄養・食糧学会監修 香川靖雄編著 女子栄養大学出版部)