[2] 年末年始もへっちゃら♪ハッピー脳でダイエット
年末年始もへっちゃら♪ハッピー脳でダイエット
夜中の年越しそばから始まり、おせち料理、お雑煮、甘酒・・・と何かと糖質中心の食事になるのが年末年始。
糖質の多いものを食べると、血液中にブドウ糖が増え、血糖値が上昇します。すると、血糖値を一定に保つ作用のある「インスリン」というホルモンが分泌されます。 インスリンは血糖値を正常に保つ役割の他にエネルギーとして使われなかった糖質などの栄養素を体内に脂肪として蓄えようと働くため、脂肪がつきやすくなるのです。
【 糖質の多い食事を食べた後のハッピー脳式リセット法 】
■その1 1日三度、規則正しく食べるようにしよう
年末年始に大活躍したインスリンの分泌を抑え、もとの状態に戻すには、1日三度、規則正しく食事をとる習慣をつけることが大事です。また間食をするのであれば、夕食後は避けましょう。昼食と夕食の間である15時~16時の間がおすすめ。
■その2 食べる順番に気をつけるだけで、糖の吸収をコントロール
糖の吸収をおだやかにするには、食物繊維を多く含むものを糖質源となるごはんやパンの前に食べると効果的。野菜のおかずや汁物、サラダから食べ、おかず、ご飯の順に食べると良いですよ。この順番を守るためにも、定食スタイルのものを選ぶことをおすすめします。サンドイッチや麺類、どんぶりなどの単品は、食べる順番を選べないうえ、炭水化物、つまり糖質の量が多くなりがちです。
■その3 低GI値食品を食べよう
GI値とはグリセミック指数のことで、炭水化物が消化されて糖に変化する早さを相対的に表したものです。インスリンの分泌を抑えるには、血糖値の上昇をゆるやかにする食事が必要ですが、GI値が低い食品ほど血糖値の上昇が遅くなり、体脂肪が作られるのを抑えることができます。しかしGI値が低い食品ばかり食べても栄養が偏るので要注意!バランスよい食事を良く噛んで食べることが基本です。
◎おすすめ!冬が旬の低GI食品
大根、春菊、里芋、カリフラワー、ほうれん草、きのこ類、いちごなど。
その他、食べ過ぎた後の解消法として効果的なのは運動。でも「トレーニングやエクササイズが苦手」という方は、冬のイベントを楽しみつつ、活動量を増やすことは充分可能です。
クリスマスイルミネーションを見に行ったり、初詣に出かけたりと、楽しみながら歩く機会を増やしましょう。また、長期の休みを利用してスキーやスノーボードなど、ウィンタースポーツを満喫すれば消費エネルギーもアップできますね。
好きなこと、楽しいことを積極的に体験すれば、ますますハッピー脳度が高まるかも♪ダイエットが成功するかどうかは、楽しんだもの勝ちなのかもしれませんね。
〈参考文献〉
仁香著(2011)「仁香の食べてやせるハッピー脳ダイエット」(学習研究社)