ご飯は炭水化物の供給源で、頭とからだを動かすエネルギーを生み出します。食物繊維も含むため、糖質オフダイエットでご飯を少なくし過ぎると、便秘気味になるなどの影響が考えられます。
お米部門は、自宅で手軽に食べられる真空パックタイプのご飯やコンビニのおにぎりのラインナップがメインに。パックタイプのご飯でも、精白米以外に玄米や雑穀米などのラインナップが出ており、ユーザーの皆さまも活用しているようでした。
「もち麦」は食物繊維量の多さなどが注目され、食生活にとり入れられています。大賞商品は、真空パックタイプで、量も100gとダイエット中には嬉しい食べきりサイズ。食物繊維の含有量は2.8gで精白米の1.9倍近く含んでいるため、手軽に食物繊維の摂取量を増やすことができ、整腸効果や血糖値上昇を抑えるなどの効果が期待できます。
シリアル部門は、朝食で不足しがちなたんぱく質が同時にとれるものや、糖質オフのものが人気でした。“ごはん化”に特化したオートミールは普段の主食代わりにすることで、食物繊維を無理なくとることができるのが良いですね。
シリアルに牛乳は定番ですが、豆乳やヨーグルトに変えてみたり、きなこやおからパウダーをトッピングすれば、たんぱく質や食物繊維もプラスできます。
大賞の『フルグラ 糖質オフ』は、シリアルを取り入れる際に気になる糖質が通常タイプより30%オフとなっている点が魅力。大豆たんぱくを使用することで通常のフルグラよりもたんぱく質量が豊富なのも嬉しいポイントです。
また、『ごろグラ 糖質60%オフ まるごと大豆』は牛乳と合わせるとたんぱく質が23.4gとなり、1食分として十分な量をとることができ、こちらも注目です。
簡単に済ませたい時に選びやすい麺類。レシピに季節感を取り入れやすいという特徴もありますよね。
上位の商品を見てみると、茹でる必要がなく、手軽に簡単に食べられるものが多い傾向にありました。そのほか、たんぱく質がとれるなどの高栄養な商品も人気ですね。
大賞の『糖質0g麺 丸麺』は、糖質が0g、カロリーはなんと15kcalしかないのに食物繊維もとることができます。水切りするだけで手軽なので、日々のカロリーコントロールが抜群にしやすくなりますよ。同シリーズの平麺やそば風も見逃せません!
料理を作る元気がない時にも活用できる、コンビニのお惣菜がランクインしました。 ほかにも、たんぱく質のとれるお弁当おかずも人気です。時間のない日や食事を簡単に済ませたい時は、市販のお惣菜を上手に取り入れてみるのも手です。
鮭にはカルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富で、1切れで1日に必要な量をとることができます。 また、中性脂肪値を下げる働きをするEPAを含むので、積極的に食べたいところです。
大賞の商品は、そんな鮭を食卓に手軽に取り入れられるのが魅力。魚の栄養をとりたいけれど調理の時間がないという際にも便利な一品です。
主にコンビニ・スーパー・外食チェーン店のサラダや野菜おかずが勢ぞろいした「市販サラダ」部門。野菜以外にも豚肉・小エビ・枝豆など良質なたんぱく質が一緒にとれる具材が入っていたり、ほかのものと組み合わせて手軽に食べられる千切りキャベツやミニトマトなどもランクインしました。
大賞商品は1品でたんぱく質が20g以上もとれます。また、糖質の代謝に必要なビタミンB1も約2/3日分(※)も摂れる点に注目し、選出しました。
コンビニや外食では野菜がなかなかとりづらいと感じるかもしれませんが、この結果を見て、ぜひ普段の食事選びの参考にしてみてください!
※ 日本人の食事摂取基準(2020年版) (成人女性、推奨量、身体活動レベル2の場合)
ダイエット中、飲み物の「隠れ糖質」は要注意ポイントです。炭酸ジュースや清涼飲料水などにも砂糖など甘味料が含まれている場合があり、気づかないうちに糖質のとり過ぎになることがあります。
受賞商品を見ると、野菜ジュースや食物繊維など栄養素がとれる飲み物が選ばれる傾向にありました。甘めの飲み物もランクインしていますが、食物繊維を含んでいたりお酢のドリンクなど、ユーザーの皆さまが「選んでいる理由がありそう」と感じられるラインナップでした。
トマトジュースや野菜ジュースは全般的に人気が高いアイテムですが、大賞商品は昨年よりも登録数がアップ。コップ1杯分にトマト4個分の「リコピン」と、トマト由来のアミノ酸「GABA」が50mg含まれている点が特長的です。リコピンは抗酸化作用を持ち、GABAはストレス緩和や疲労を軽減する機能があることが知られています。間食や料理にとり入れても良さそうですね。
不足しがちなカルシウムを補えるヨーグルトは、朝食や間食におすすめです。フレッシュフルーツももちろんおすすめですが、冷凍やドライフルーツ、ナッツ類をストックしておくと、気軽に栄養をプラスすることができます。
受賞商品を見ると、たんぱく質や鉄などの栄養添加がされていたり、機能性表示食品であるなど、ヨーグルトにプラスαがされているものが多い傾向にありました。
大賞の商品はたんぱく質を15gもとることができ、さらにたんぱく質の代謝を助けるビタミンB6や、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも含まれています。また、乳たんぱくは特に筋力アップに効果的とする研究がいくつも発表されていますよ。ボディメイクに励んでいる人は見逃せませんね!
受賞商品を見ると、糖質オフのチョコやクッキーが選ばれる傾向にありました。そのほかビタミン、ミネラルを補給できる商品に人気が集まりました。
大賞の『ZERO』袋入りは砂糖・糖類ゼロ※なのに満足感のある味わいで、個包装になっているため食べ過ぎを防止でき、砂糖のとり過ぎが気になる方も安心です。また、食べ応えを重視する時は焼き芋がおすすめ。甘さが感じられて食物繊維も豊富ですよ。
ダイエット中だからといっておやつを完全に我慢するのはリバウンドのもとになりかねません。栄養補給できるものや、食べ過ぎないように小袋になったものを選ぶなど、工夫しながら取り入れていきたいですね!
※『ZERO』は食品表示基準に基づき、糖類0.5g未満(100g当り)を糖類0(ゼロ)としています。砂糖は食品表示基準における糖類に該当します。糖類は糖質の一部です。本品は糖質を含みます。
朝食はパン派、という方も多いのではないでしょうか。パンの種類によってはご飯より脂質が多い場合もありますが、食卓に上る機会の多い主食のひとつです。
受賞食品を見ると、全粒粉などの精製されていない穀物入りのものが人気です。エネルギー源となる炭水化物をとりながら、ビタミンやミネラル、食物繊維も一緒に摂取できるので、手軽に栄養バランスを整えやすくなりますね。
大賞の商品は1枚で3.3gの食物繊維が含まれており、小麦とライ麦の粒をまるごと挽いた胚芽やふすま等を含む全粒粉を使用した商品です。比較的入手しやすく、誰でも明日から取り入れやすそうな点を評価しました。