ソイ・ラテや豆乳プリンなど、牛乳の代わりに豆乳を使ったものが人気ですね。見た目や味はよく似ていますが、牛乳は動物性食品、豆乳は大豆を蒸して絞った液体で植物性食品。原材料が違うので、栄養的な特徴がそれぞれ変わってきます。
【 牛乳の特徴 】
●良質たんぱく質の代表
牛乳は必須アミノ酸をバランス良く含みます。筋肉量を増やしたい方や成長期の子供にかかせないたんぱく質です。
●イライラを防止し、精神をリラックス
コップ1杯(200ml)の牛乳で、1日に必要なカルシウムの1/3が取れます。カルシウムは精神を安定させる効果があり、イライラや不眠を解消します。
●骨粗しょう症を予防
牛乳に含まれるカルシウムは吸収率が高く、丈夫な骨や歯を作ります。
●便秘を改善する
牛乳の甘み成分である乳糖は、腸内の善玉細菌を活性化させ、便通を整えます。
【 豆乳の特徴 】
●女性特有の不調を改善
大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンと同様の働きをします。生理不順、生理痛、冷えなど、女性ならではのつらい症状を改善します。
●コレステロールが下がる
豆乳は植物性食品なのでコレステロールがゼロ。さらに悪玉コレステロールを減少させる効果がある大豆レシチンを多く含みます。
●ダイエットを効果的にサポート
豆乳は脂肪が少なくカロリーも牛乳の2/3と控えめ。また大豆に含まれるサポニンは脂肪の蓄積を抑え、ダイエット効果が期待できます。
●ミネラルが豊富
貧血を予防する鉄分、高血圧予防に効果があるカリウム、栄養素の代謝を助けるマグネシウムなど、カラダに必要なミネラルが豊富です。
豆乳は牛乳と同じように、ホワイトソースやデザートなど様々な料理に使えます。大豆特有の香りが苦手な方は、飲みやすく加工してある調整豆乳がおすすめ。牛乳も豆乳も栄養豊富なので、好みや用途によって両方楽しめるといいですね。
[ 食材・料理 ] (2010.02.15 )