ビタミンPとはビタミンに近い働きをする物質で、細菌が体内に侵入するのを防ぎ免疫力を高めて風邪を引きにくくする効果やその他にもさまざまな効果があります。
【 ビタミンPの効果 】
■毛細血管の強化
カラダの組織と栄養や酸素のやりとりをしている毛細血管は適度に透過性が保たれている必要があり、ビタミンPはこの透過性が良くなりすぎるのを抑える働きがあります。毛細血管の透過性が良くなりすぎると浮腫、出血および高血圧症などの症状が現れることがあります。
■血圧上昇の抑制
活性酸素が原因で血管が収縮し血圧が上昇してしまう場合があります。ビタミンPは活性酸素を除去し、血管の収縮を抑制する働きがあるビタミンCを助けます。
■ビタミンCの安定化
ビタミンCは非常に壊れやすくなかなか力を発揮できません。ビタミンPには、不安定なビタミンCを安定させる力があります。威力がアップしたビタミンCは活性酸素を撃退し、血圧を一定に保つなどビタミンCの多様な働きを補強します。
ビタミンPはレモン、オレンジ、みかん、グレープフルーツなどの柑橘類に多く含まれています。普段聞きなれないビタミンPですが私たちのカラダで大切な働きをしているのですね。
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[ 栄養素 ] (2010.03.29 )