果物はビタミン・ミネラル・食物繊維の宝庫です。果物を多く摂ることでエネルギーや脂質の摂取を抑制し、疾病予防や健康維持に役立ちます。
【 成分と役割 】
<食物繊維で便秘改善>
リンゴや桃、みかんなどには整腸作用のある食物繊維のペクチンが豊富に含まれているため便秘を改善する効果があるといわれています。
<ビタミンCで風邪予防>
ビタミンCは風邪ウイルスに対する抵抗力を高めてくれます。また抗酸化作用があり、鉄の吸収促進、白内障の予防、がん予防、抗ストレス等の効果があります。水溶性で加熱に弱いため生のまま食べられる果物は効果的です。
<ビタミンAで免疫力向上>
抗酸化作用による免疫力強化作用があり、細胞の老化防止や鼻、のどの粘膜を強くする効果が期待できます。
<有機酸で疲労回復>
クエン酸・リンゴ酸等の有機酸が、爽快で清涼感を与えてくれます。クエン酸やリンゴ酸は、糖質がエネルギーに転換する過程でビタミンB群と共に不可欠な成分であり、疲労回復に効果があります。有機酸は鉄の吸収を高めるので、貧血の防止効果もあります。
最近では若い世代の摂取量不足が目立っています。20代や30代などでは目標量(200g)の5~7割しか果物を食べていません。果物は野菜と同様、毎日の食生活に必須な食品です。適量を欠かさずとることが大切ですね。
<次のおすすめ>
野菜不足が気になります。どうすれば野菜をたくさん食べられますか?
[ 食生活 健康 ] (2010.04.12 )