「まんば」は香川で栽培され、そのほとんどが香川で消費される「地産地消」の代表的な野菜です。この「まんば」は、香川県西部では「ひゃっか(百貫)」とも呼ばれています。
【 「まんば」とは 】
アブラナ科カラシナ類に属するタカナの一種です。漢字では「万葉」の字のとおり、野菜の育ちにくい冬の時期に、次から次へと芽をふき、4月ごろまで長期間収穫できるため、こう呼ばれるそうです。
【 まんばの代表料理 】
このまんばを使った代表的な家庭料理が「まんばのけんちゃん」です。けんちゃんといっても人の名前ではなく、しっぽく料理の「けんちん」がなまったもので正式には「まんばのけんちん」だそうです。
油でいためた野菜と豆腐をくずしたものや、油あげなどと混ぜ合わせて煮たメニューになります。
<まんばのけんちゃん レシピ>
●材料
まんば 大4枚 サラダ油 大さじ1/2 油あげ 1/2枚
豆腐 1/4丁 醤油 大さじ1 だし汁 1/3カップ
●作り方
①まんばは茹でて水にさらし、あくぬきをする。絞って1.5~2㎝位に切る
②豆腐は軽く水気をきり、油あげは短冊に切る
③鍋に油を熱し、①のまんばを入れて炒める
④②の豆腐、油あげを入れ、豆腐をくずしながら炒める
⑤だし汁、調味料を入れて、味をととのえ煮る
家庭によっては砂糖を加えたり、塩や唐辛子でピリッと仕上げたりするようです。その土地の特産野菜を知って、伝統料理を楽しむのもいいですね。
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[ 食材・料理 ] (2010.04.12 )