食欲は生きていくうえで必要な欲求です。しかしカラダに必要なエネルギーは充分とっているのに、もっと食べたいと思うのは不思議ですよね。
食欲のメカニズムはとても複雑で、血糖値や脂肪酸の量、自律神経、ホルモンバランスなどいろんな要素が関係しています。食欲を無理に我慢するのは良くありませんが、ちょっとした工夫でコントロールすることはできます。食べすぎや間食の防止に役立ててくださいね。
【 食欲をコントロールする方法 】
●ゆっくりよく噛んで食べる
食べ物を噛むと唾液が出ます。唾液は満腹中枢を刺激し食欲を抑えるため、早食いによる食べすぎを防止することができます。
●おなかが空いたときに食べる
食事の時間や口寂しいときなど、おなかが空いていなくても習慣で食べてしまうことってありませんか?これだとカラダが必要としている以上に食べ過ぎてしまいます。カラダの声に耳を傾け、空腹時以外に食べ物を口にするのは止めましょう。
●肉類、魚介類、卵、乳製品などのたんぱく質をとる
たんぱく質を構成するアミノ酸は、糖質よりも消化されるスピードが遅いので、空腹感を感じるまでの時間を長引かせることができます。ですが、食べすぎには注意しましょう。
●気分転換をする
精神面が食欲に与える影響は大きいもの。ストレスで食べすぎたり、逆に食欲不振になることもあります。イライラの解消を食べ物に向けず、ストレスがたまらないように気分転換をしましょう。友達と電話したり、読書やスポーツなど、自分の好きなことで楽しんで。
【 どうしても食べたくなったら 】
●飴やガムで紛らわす
飴やガムで少しだけ糖分を補給することで、空腹感がおさまります。ガムは噛むことで口寂しさが紛れるのでおすすめです。
●水分をとる
コーヒーや紅茶、お茶、水などを飲むと水分でおなかが満たされ、食欲を抑えることができます。食べすぎ防止にも効果あり。
●歯磨きをする
歯を磨き、口内がさっぱりしていると余計なものを食べたくなくなります。虫歯予防にもなり一石二鳥ですね。
必要エネルギー以上に食べたくなったら一度、本当に食べたいのか考えてみましょう。 ですが、我慢のしすぎはストレスの原因に。たまには食べるのを我慢した自分にご褒美をあげてくださいね。
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[ 食生活 ] (2014.02.24 )