ジョギングやウォーキング・筋トレなどの運動をして一時的に体重が増加したという経験はありませんか?運動をして体重が増えるのには理由があるのです。
【 体重が増える理由 】
運動をして体重が増えたということは筋肉量が増えたと考えられます。
筋肉は運動することによって一度組織が傷ついて修復される時にたくさんの水分を組織内に含みます。また、脂肪が減っても同じだけ筋肉が増えると筋肉は脂肪よりも重いので体重は増えることになります。
<脂肪と筋肉の比重>
比重というのは「大きさ(体積)あたりの重さ」のことで、水を基準値(1.0)とした数値で表されます。脂肪は約0.9で筋肉は約1.1です。そのため、筋肉が増えると体重が重くなるんですね。
【 体重だけではなく見た目も大切 】
筋肉が多い人と脂肪が多い人を視覚的に見るとどうでしょう。同じ体重でも筋肉が多いと引き締まったシャープなカラダをしていて、脂肪が多いとプクッとしたソフトなカラダをしています。
●100gの体積
筋肉:100g÷1.1=約91cm3
脂肪:100g÷0.9=約111cm3
以上のように同じ重さでも見た目が異なってくることがわかります。
運動したのに体重が増えた!と心配しなくても大丈夫です。筋肉は新陳代謝を高め脂肪を燃焼させるといった効果があり、ダイエットやカラダを引き締めるために必要となります。健康で充実した生活を送るために適度な運動は欠かせませんね。
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[ 健康 ] (2013.10.15 )