カルシウムを効率よく吸収するにはマグネシウムが必要で「カルシウム:マグネシウム=2:1」の割合で摂るのが理想的です。またビタミンDもカルシウムの吸収をサポートしてくれます。カルシウムが多い食材とマグネシウム・ビタミンDを上手に組み合わて吸収力をアップさせましょう。
【 カルシウム 】
まずは、カルシウムをしっかりと補給することを心がけましょう。カルシウムは乳製品・小魚など様々な食品から摂れますが、特に乳製品からのカルシウム吸収率は高いといわれています。
<多く含む食品>
乳製品(牛乳・チーズ・ヨーグルト)・小魚(いわし・煮干し・しらすなど)
海藻類(ワカメ・ヒジキ)・緑黄色野菜(小松菜・ほうれん草)
木綿豆腐・ココアなど
【 マグネシウム 】
マグネシウム量が割合より多くなると、カルシウムの吸収率は低下しますが、普通の食生活をしていればマグネシウムを摂りすぎるということはありません。また、ナッツ類はマグネシウムが豊富ですが、脂肪が多いので食べすぎには注意しましょう。
<多く含む食品>
アーモンド・ピーナッツ・ゴマ・玄米・大豆製品(納豆・木綿豆腐)など
【 ビタミンD 】
日光を浴びると、体内でのビタミンDの合成が促進されるので、屋外での適度な運動や散歩などもおすすめです。
<多く含む食品>
きのこ類(干ししいたけ、舞茸など)や卵・魚介類など
現代人はカルシウム不足と言われています。1日のカルシウム必要量650mg(18~69歳女性の場合)に対し、実際は460mg(平成24年国民健康栄養調査より)しか摂れていません。
カルシウムは一度に吸収できる量が限られているため、毎日の食事で補給することが大事です。牛乳入りのココアはカルシウム・マグネシウム・カリウムなどがバランスよく摂れるのでおすすめですよ。
<次のおすすめ>
牛乳を飲めないのですが、牛乳のほかにカルシウムが摂れる方法を教えてください。
[ ビタミン・ミネラル ] (2014.06.02 )