ドレッシングや加熱調理によく使われるオリーブオイルは、脂肪燃焼に役立つ効果があります。ダイエット中はとくに油を控えがちです。しかし、効率的に脂肪を落とすためには、良質の油を必ず摂る必要があるのです。
【 オリーブオイルに含まれる成分 】
■オレイン酸
脂肪酸の中でもオレイン酸の含有量は、どの植物油よりも豊富です。オイルが酸化してしまうとカラダに有害な過酸化脂質となりますが、オレイン酸は最も酸化しにくいオイルなのです。
・脂質代謝を活性化させるので、脂肪をつきにくくする
・抗酸化物質を多く含み、活性酸素の活動を抑え老化の防止に効果的
・血糖値をコントロールするインスリンの働きを助け、糖代謝を活性化させる
・血液中の善玉コレステロール値を下げることなく、悪玉コレステロール値だけ下げる
・胆のうを刺激して消化器系を活性化させる
■リノール酸・ リノレン酸
多価不飽和脂肪酸(リノール酸・リノレン酸など)は体内で合成することができない脂肪酸で、「必須脂肪酸」と呼ばれています。 オリーブオイルはバランスよくこれらが含まれているので、理想的な食用油と言えます。
■トコフェロール類(ビタミンE)
トコフェロールは抗酸化物質として働くほか、紫外線による皮膚ダメージの予防、末梢血管を拡張させて血行をよくするなどの効果もあります。
このように脂肪の代謝に役立つだけでなく、お肌にもうれしい効果を発揮します。
オリーブオイルはクセがなく、どんな料理でも合わせやすいので、洋食はもちろん、和食にも使えます。ただし、健康成分が多くてもカロリーは普通の油と一緒なので、摂りすぎには注意が必要です!地中海沿岸で古くから「不老長寿の秘薬」と言われ続けているオリーブオイルを使って、健康的に脂肪を落としましょう♪
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[ 栄養素 食材・料理 ] (2013.08.12 )