成長ホルモンとは下垂体から分泌されるホルモンで、その名のとおり、骨を伸ばしたり、筋肉を成長させる働きがあります。また、代謝をコントロールする役割があり、これがダイエットやアンチエイジングに有効に働くのです。ですので、子供にだけ必要なホルモンというわけではなく、大人にも必要なホルモンになります。
【 ダイエットに欠かせない、成長ホルモンの働き 】
・ 筋肉を増大させ基礎代謝を高めることで、太りにくい体質に
・ 糖質の代謝を促進し、エネルギー効率アップ
・ 内臓脂肪を分解する
・ 細胞を活性化させ、老化を防止
・ 皮膚の代謝を高め、若々しい肌を保つ
【 成長ホルモンと運動 】
成長ホルモンは10代後半をピークに、年齢を重ねるごとに低下していきます。しかし運動することで分泌を促進することができるのです。それは運動により傷ついた筋肉を修復するため、成長ホルモンが働くからです。また筋肉トレーニングのような無酸素運動は、筋肉中に酸素とブドウ糖が不足しますが、この状態が成長ホルモンの分泌をさらに促すと言われています。
【 成長ホルモンの分泌に効果的な運動は 】
・ スロートレーニング
普段よりゆっくりとしたスピードでカラダを動かすトレーニング法です。反動をつけずに動かすことで、筋肉に負荷がかかります。
・ 筋肉トレーニング
ウエイトトレーニングや腹筋、背筋などの筋肉トレーニングは、体内に疲労物質の原因となる乳酸が溜まります。この乳酸が多いほど、筋肉を修復しようと成長ホルモンの分泌が多くなるのです。
・ 加圧トレーニング
効率よく短時間で無酸素運動ができる方法として、加圧トレーニングがあります。腕や太ももなど、バンドでしめ圧力をかけて運動をします。専用トレーナーの指示のもと、安全に行いましょう。
【 成長ホルモンはいつ分泌されるの? 】
・ 睡眠時
深夜の22時から2時がもっとも成長ホルモンの分泌が多い時間帯。この時間に熟睡しているとダイエットの効果が高まります。
・ 運動後
筋肉に負荷がかかると、その後3時間かけて成長ホルモンが分泌されます。その間はカラダを休め、筋肉の修復に努めましょう。
運動と、睡眠時間帯が成長ホルモンの分泌をアップさせるポイント!成長ホルモンを利用して、効率よくダイエットをしましょう♪
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スロートレーニングについて教えてください。
[ 健康 ] (2011.11.14 )