「脳をたくさん使う時には、エネルギー消費量が莫大に増えるのでは?」と思われている方も少なくないと思います。
運動をしていないのに勉強や仕事などの頭脳労働をした後に、実際におなかの空腹を感じたり、体重が減っていたりという経験もあるのではないでしょうか。
確かに脳はボーっとしている状態よりも、頭を使っている状態(デスクワークや勉強時)の方が、消費エネルギーが高まります。ですから、たくさん頭を使えばエネルギー消費は高まると言えるでしょう。
しかし一般的な消費カロリー計算の場合、脳のエネルギー消費は基礎代謝に加味されています。また個人差もあるため、何時間頭を使ったから何カロリー消費...というような明確な指標がないのが現状です。
脳が働くためのエネルギー源として必要なのが、炭水化物のブドウ糖です。
人間の脳の重さは体重の2%程度ですが、脳の消費するエネルギーは私たちが消費する基礎代謝の18%にも及び、安静にしていても1日約480kcalを消費している計算になります。
脳はブドウ糖をためておくことができないため、常に血液中からブドウ糖を補給しないと不足してしまいます。集中力を保つためにも、脳をたくさん使ったときにはしっかりエネルギー補給してあげてくださいね。
[ 健康 食生活 ] (2009.04.13 )