気がついたら口の中にできている「口内炎」。大体1~2週間くらい放っておくと治るものですが、食事中や歯磨き中に起こるあの痛みはなかなか辛いものですよね。
【 口内炎の原因 】
口内炎とは、口の中の粘膜に起こる炎症症状で、さわると痛かったり、酸味や塩辛い食べ物がしみたり、痛さのあまり食欲がなくなってしまうこともあります。口内炎の原因は、主に体調不良・不規則な食事によるビタミン不足・ストレス・細菌感染・噛みキズなどと言われています。
【 口内炎を改善するには 】
口内炎を改善するには栄養バランスのとれた食事が必要です。その中でも特に口内炎に効果的なビタミンA・ビタミンB群・ビタミンCなどのビタミン類やミネラルを十分に補給しましょう。
ビタミンAやビタミンB群には粘膜を保護して痛みを軽減させつつ、細菌感染への抵抗力をあげる働きがあります。特にビタミンB2・B6・B12が不足すると口の粘膜が切れやすくなるので、こまめに補給しましょう。
料理では塩辛いもの・酸味のあるもの・味の濃いものといった刺激の強いものや熱過ぎるものは、口内炎の治りが遅くなるのでできるだけ避けたいところです。カレーやキムチなど香辛料 の強い物は禁物ですね。
【 口内炎に効果のある栄養素と食材 】
■ビタミンA・・・口の粘膜のうるおいを保ち、正常に維持します。細菌感染に対する抵抗力を高める働きもあります。
人参・かぼちゃなどの緑黄色野菜、うなぎ、レバーなど
■ビタミンB群・・・口の粘膜を強化し、口内炎を緩和します。「元気のビタミン」とも呼ばれてれているので、疲れがたまっているときにも必要不可欠です。
牛乳・チーズ・卵・魚・豚肉などの動物製品・大豆製品など
■ビタミンC・・・ストレスや細胞への抵抗力を強くします。
ブロッコリー・みかんなどのかんきつ類・パプリカ・いちごなど
食事以外にも、口の中を清潔にしておくことや、しっかりと休養をとること、疲労・ストレス・睡眠不足を予防することも大切です。口内炎が出来てしまったら、日ごろの生活を見直すよいチャンスです。日々の食生活のバランスが崩れていないかを再度見直しつつ、免疫力が落ちないように規則正しい生活を心掛けましょう。
[ 食生活 健康 ] (2013.07.16 )