私たちのカラダにはいくつもの関節があり、この関節を動かすことで、さまざまな姿勢や運動をすることができます。
しかし姿勢の悪さや太りすぎ・外傷(特にひざ)・関節への負荷のかけ過ぎなどにより、骨と骨の間のクッションの役割をする軟骨が徐々にすり減っていくと、ゆっくりと関節炎が進行してしまいます。
【 強化・予防するためには 】
関節を強化しつつ関節炎を予防するためには、軟骨の材料となる「グルコサミン」と「コンドロイチン」が必要です。グルコサミンは軟骨の主成分であり、コンドロイチンは軟骨の水分を保ちつつ弾力や衝撃吸収を高める働きがあります。
これらが体内に存在することで軟骨の形成が順調に行なわれますが、加齢とともに体内での合成量が少なくなるため、食事から積極的に取りいれるようにしましょう!なかなか摂れない場合は、効率的に補給できるサプリメントもおすすめです。
グルコサミンとコンドロイチンを効率的に働かせるためにも、バランスよい摂取を心がけましょう。
〈グルコサミンを含む食材〉
鶏肉の手羽先・カニ・エビなど甲殻類の殻
うなぎ・フカヒレ・干しエビ・山芋・オクラなど
〈コンドロイチンを含む食材〉
納豆・ヤマイモ・サトイモ・オクラ・ナメコなどのねばねばした食材
フカヒレ・スッポン・うなぎなど
食事以外にも、重力をかけずに筋肉だけ鍛えられる水中ウォーキングや、お風呂で体を温めて行うストレッチも取り入れてみましょう。ストレスを溜めないことも大切なので、ゆっくりとした気持ちで過ごしてくださいね。
[ 健康 食材・料理 ] (2012.10.09 )