お店をのぞくと、色々な健康茶や野草茶が売られています。多くの種類の中から品質が良く、そして自分に合ったものをどう選ぶか迷ってしまいますよね。このような健康茶などの医薬部外品については、残念ながら薬事法で外箱などに特定の病気についての効果・効能を表記することができなくなっています。
以下にそれぞれの特徴をまとめたので、参考にしてみてくださいね。
<杜仲茶>
中国原産のトチュウ科の落葉高木で、日本でも植栽されています。生薬名も「トチュウ」です。古代中国では杜仲の葉は高貴茶として珍重されていました。
●効能…ゲニポシド酸などの有効成分が多く含まれ、主に高血圧による心臓病や腰痛に効果があります。他にも筋骨の強化、動脈硬化、ストレス、ストレスからくる便秘、胃潰瘍などに効果があるようです。体を温める作用があるので、冷え症の人や冷えからくる腰痛や膝痛にも有効とされています。
杜仲葉茶はあまりクセがなくて、サラッとした飲み口です。ノン・カフェインなので就寝前に飲んでも心配ありません。
<どくだみ茶>
東南アジア、ヒマラヤと北アメリカに分布するドクダミ科の多年草で、平地の日陰や林中に群生しています。
十の薬効があることから十薬(じゅうやく) とも呼ばれています。
●効能…毒素を排出するデトックス作用があります。クエリシトリンが血管を拡張することで、内臓の毛細血管の強化、腎臓のろ過機能を活発にさせます。また、むくみ・冷え性を解消するなど多くの作用があります。
どくだみは6月ごろ、小さな白い花を咲かせます。きれいなものを摘みとり乾燥させ、MYどくだみ茶を作ってみるものいいですね。
[ 健康 食材・料理 ] (2009.06.15 )