中性脂肪とコレステロールの違いを教えてください。

 
 
 
中性脂肪とコレステロールの違いを教えてください。 
「脂質」と聞くと、どうしても肥満や動脈硬化などの悪い印象がありますよね?脂質はたんぱく質・炭水化物とともに三大栄養素の1つで、細胞膜・血液・ホルモンなどの構成成分でもあり、カラダには無くてはならない栄養素です。私達のカラダの脂質は、大きく分けてコレステロールと中性脂肪に分類されます。

●コレステロール・・・体内の構造脂質
ホルモンや胆汁酸(ビタミンA・D・Eなどの脂溶性ビタミンの吸収を助ける)の材料となり、主に細胞を構成する成分のひとつです。糖質や脂肪酸を材料に主として肝臓で合成され、生きていくために必要なエネルギーを作るといわれています。

●中性脂肪・・・体内の貯蔵脂質
血液の流れにのって全身に運ばれ、カラダのエネルギー源になります。
中性脂肪は、摂取した糖質・たんぱく質・脂質のうち、余分なものが貯蔵脂質として皮下の脂肪組織や肝臓に蓄えられ、必要に応じて脂肪酸になりエネルギーとして使われます。

両方に言えることは<摂りすぎも不足もいけない>ということ。多すぎると動脈硬化などを招いてしまいますし、反対に不足していると、赤血球の細胞膜が壊れやすい状態になってしまいます。脂質の量や質を考慮して、毎日の食事を楽しんでくださいね。

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[ 栄養素 ] (2009.07.21 )
 
 
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