ポリフェノールの多さや優れた健康効果で注目されているカカオ。カカオの樹の種子を発酵、乾燥させたものがカカオ豆で、チョコレートやココアの原料になります。ですからチョコレートやココアにはカカオの健康成分が多く含まれているのです。
【 カカオの健康効果 】
●抗酸化作用で、体内のサビを落とす。
老化をはじめ、動脈硬化、ガン、その他さまざまな病気を引き起こす原因になる活性酸素。カカオに含まれるポリフェノールは、強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の攻撃を抑えてくれます。
●豊富な食物繊維で、体内のお掃除。
リグナンという食物繊維が多く含まれ、便秘解消、大腸がんの予防、悪玉コレステロール(LDL)の低下に効果があります。
●バランス良くミネラルが取れる。
鉄、マグネシウム、カルシウム、カリウムなど、不足しがちなミネラルをバランス良く含みます。
●殺菌パワーで病気を予防。
胃炎の原因であるピロリ菌、重い食中毒を引き起こす病原性大腸菌O-157、虫歯の菌を抑えるなど、細菌の感染予防に効果があります。
●アレルギー、リウマチ症状の緩和。
免疫機能を高め、アレルギー反応を改善する効果があります。
●リラックス効果で精神を落ち着かせる。
カカオに含まれるデオブロミンという成分が、精神を落ち着かせ集中力を高めます。またデオブロミンはカラダを温める作用があるので、冷え性の方にもおすすめです。
このように優れた効能がありますが、チョコレートやココアは脂肪や糖分も多いので、食べすぎには気をつけましょう。おいしくてカラダにも優しいので、おやつの時間が待ち遠しくなりますね。
[ 食材・料理 ] (2009.10.19 )