水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が含まれています。この量を表わすのに使われる指標が「硬度」です。この硬度を基準にして、硬度が一定基準よりも高いもの(ミネラル分が多いもの)を硬水、低いもの(ミネラル分が少ないもの)を軟水といいます。
●硬水(硬度300以上)
ミネラル分が多く、水を硬く感じます。肉の臭みを抑えたり、アク汁を取りやすくします。
<適正用途>
・肉を使った煮物や鍋物や洋風だし
・スポーツ後のミネラル補給
・妊産婦のカルシウム補給
・便秘解消やダイエット
●軟水(硬度100以下)
ミネラル分が少なく、まろやかな口当たりで日本の多くの水は軟水です。昆布やカツオのだしをとる際にグルタミン酸などの旨味成分を引き出します。また、香りを引き出す効果もあります。
<適正用途>
・日本料理全般
・炊飯
・日本茶や紅茶、コーヒー、ウィスキー
硬度が101~300までを中硬水といい、その名の通り硬水と軟水の中間の位置にある水です。そのまま飲んでもそんなに違和感がなく、 料理やお茶をいれるのにつかっても味や風味を損なわない水です。
水の硬度はその土地の食文化と密接に関連しています。食事によって、軟水と硬水を使い分けてお料理を楽しむのも新しい発見があるのではないでしょうか。
ミネラルウォーターには種類がいろいろありますが、栄養素的にはいろいろと違いますか?
[ 美容 ビタミン・ミネラル ] (2009.11.09 )