ヘモグロビン量を上げるには、ヘモグロビンのもととなる鉄分を多く含む食品を食べることが大切です。また鉄は吸収されにくいので、吸収率が良くなる食品を食べ合わせるのがポイントとなります。
【 ヘモグロビンとは 】
ヘモグロビンは、血液中の赤血球に含まれる赤色の血色素です。肺で酸素と二酸化炭素を交換し、体中に酸素を供給するという“酸素の運搬役”をしています。主にたんぱく質と鉄からできているので、体内の鉄が不足するとヘモグロビンが十分に作られず酸素がいきわたらなくなります。この状態が“貧血”で、めまい・息切れ・動悸・疲労感・食欲不振などの症状を引き起こします。
【 鉄分の多い食べ物でヘモグロビンUP 】
動物性食品に含まれるヘム鉄は吸収率が良く、植物性食品に含まれる非ヘム鉄は吸収が悪いとされています。しかしこれらを一緒に食べ合わせることで吸収率が良くなるのです。牡蠣+ほうれん草、レバー+小松菜、卵+ひじきなど、組み合わせて食べましょう。
<動物性食品>
豚レバー・鶏レバー・牛赤肉・鶏もも肉・卵
いわし・まぐろ・かつお・あさり・牡蠣・しじみ
<植物性食品>
納豆・ほうれん草・小松菜・かぶの葉・ひじき
【 バランスが重要 】
鉄はたんぱく質やビタミンCと一緒にとることで吸収率がUPします。肉、魚、卵など良質なタンパク質に、ビタミンCの多い野菜、果物を合わせバランス良く食べましょう。
朝食抜き、偏食、ダイエットは貧血の大敵!1日3食しっかり食べることを心がけてくださいね。
[ 栄養素 健康 ] (2009.12.14 )