料理やお菓子作りに使われるバターとマーガリン。この2つは似ているようで大きな違いがあります。マーガリンはもともと高価なバターの代用品として作られ、原材料がまったく異なるのです。
【 バターとマーガリンの違い 】
<原材料>
●バター
生乳を分離して作られるクリーム(乳脂肪)が原料です。
●マーガリン
主に大豆油やコーン油、パーム油、なたね油などの食用植物油脂が原料。これに乳や乳製品、ビタミンA、乳化剤などを加えて作られます。
<風味>
●バター
独特の風味、香ばしさは、原料の牛乳の成分によるものです。熱を加えることによって自然な風味が増します。
●マーガリン
香りが薄く、あっさりとした味わいがあります。また、やわらかく、なめらかなのも特徴です。
【 特徴に合った使い方 】
<バター>
風味もよいので、お菓子作りや料理に向いています。バターはタンパク質などの成分が含まれているため強火で加熱すると焦がしてしまいがちですね。弱火~中火くらいで溶かすとよいでしょう。さらに、澄ましバター(鍋にバターを入れ、40℃前後でバターを溶かして作る)を使うと失敗がなく、風味の良い料理に仕上がります。
<マーガリン>
安価で冷蔵庫に入れておいても硬くならず、パンに塗るなどすぐ使えることが利点です。今は様々な種類のマーガリンがあり、風味や素材に重点をおいています。料理にも使えますが、お菓子作りにはケーキ用マーガリンなど、用途に合わせて選びましょう。
このように用途により使い分けるといいですね。でも風味がよくなってついつい食べすぎてしまった・・・なんてことがないように気をつけてくださいね。
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