米油の原料は玄米の表皮と胚芽を削って精白米にするときにできる米ぬかです。この米ぬかは油を20％も含み、それを絞った米油には玄米の持つ健康パワーが凝縮されています。

【　米油の特徴　】
●揚げ物がカラッと揚がり、味は軽く、食べた後の胃のもたれが少ないので、日本料理（特に天ぷら）などにぴったりです。
●米油は他の植物性の油と違い酸化安定性が優れているので、いつまでもおいしく食べることができます。
●油特有の臭みが無く、素材の持つ味や香りを邪魔しないため、素材のおいしさを活かすことができます。

【　含まれている成分　】
米油に含まれている成分には私たちのカラダにとってうれしい効果を発揮します。
＜天然植物ステロール＞
コレステロールが小腸で吸収されるのを抑える性質があります。
＜γ-オリザノール＞
米油特有の成分で、酸化を抑える働きがあり油を長持ちさせます。成長促進や自律神経の働きを調節する効果があると言われています。
＜トコトリエノール＞
米油とバーム油特有の成分で、コレステロールを下げる働きや老化を防ぐ抗酸化作用があります。

米油は米ぬか油や玄米油などという商品名で販売されています。油は毎日口にするものなので、おいしさと健康効果を考えて選びたいですね。


＜次のおすすめ＞
病気の原因といわれる過酸化脂質について教えてください。