傷みやすい果物を日持ちさせるために乾燥させて水分を減らし、保存性を高めたものがドライフルーツです。
約80%が水分の果物を乾燥させることでミネラルなどの栄養成分がギュっと凝縮されます。水分がない分、手軽に補給できるようになるので、小腹が空いたときや朝食にプラスするとおなかも満たされて、栄養も補給できますね♪
【 ドライフルーツの種類とそれぞれの特徴 】
■いちじく
フレッシュなものより食物繊維が豊富でカルシウムや銅、マンガンが約6倍にアップします。銅は鉄分の吸収を良くし貧血予防に欠かせないミネラルです。
■アプリコット(すもも)
鉄分が豊富でカルシウムと一緒に骨や歯を作ったり、エネルギーを蓄えたりと細胞の生命活動に欠かせない栄養素です。老化を予防するβ-カロテンはドライフルーツの中でもトップクラス。
■プルーン
他のドライフルーツと比べても抗酸化物質を多く含み、栄養価の高いプルーン。アルコール成分を分解するナイアシンも含まれているのでお酒を飲む人におすすめです。
■バナナ
マグネシウムとビタミンB2とビタミンB6が特に多く含まれているのが特徴です。ビタミンB2はエネルギー代謝をサポートして過酸化脂質の分解を促進する働きがあります。
■レーズン(ぶどう)
カルシウム、鉄分、銅が豊富です。また、糖質の代謝に必要なビタミンB1を多く含むので、ご飯やパンをたくさん食べる人は摂取したいドライフルーツですね。
どのドライフルーツも食物繊維やミネラルがたっぷり。フレッシュではなかなか食べられない果物もドライフルーツなら季節を問わずに食べられますね。ダイエット中の間食としては100kcal程度が目安なのでいちじくやマンゴーなど大きめのものは2個ぐらい、パイナップルやバナナなどの砂糖漬けにされているものは小皿に出して食べ過ぎないようにしましょう。
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[ 食材・料理 ] (2013.06.03 )