最近気になる自分の健康・・・コレステロールと上手に付き合おう

 

最近気になる自分の健康・・・コレステロールと上手に付き合おう

第1回
最近気になる自分の健康・・・コレステロールと上手に付き合おう
 
コレステロールは、細胞膜やホルモンの材料になったり、消化吸収に必要な働きをするなど、カラダを維持するのに欠かせない成分です。しかし食事内容やライフスタイルの変化にともない、近年ではコレステロールの増えすぎが問題に。コレステロールについて知って健康な生活を送りましょう。

目次
[1] コレステロールが増えやすい要因って・・・?
 
コレステロールが増えやすい要因って・・・?
コレステロールが増える要因はさまざまです。コレステロールが必要以上に増えると血管に張りつき、血管を細くもろくして血の流れをさまたげます。これを動脈硬化といい、進行すると脳梗塞や心筋梗塞、狭心症などの病気を引きおこすのです。では、コレステロールが増える要因にはどのようなものあるのでしょう。


【 コレステロールが増えやすい要因 】
■遺伝
「家族性コレステロール血症」といい、遺伝的に体内のコレステロールを処理できない体質の人がいます。また動脈硬化になった人が家族内にいると、リスクが高まると言われています。

食べすぎや食事バランスが悪いとコレステロールが増えます。 ■食べすぎ、偏食
甘いものばかり食べたり、脂肪の多い食事は肥満のもと。脂質や糖分のとりすぎは体脂肪だけでなく、血液中のコレステロールや中性脂肪も増やします。また動物性食品が中心の食事や、慢性的な野菜不足はコレステロール値が上昇する傾向にあります。

■更年期の女性
女性ホルモンであるエストロゲンは、コレステロールの増加を抑え、動脈硬化を防ぎます。しかし40歳代後半から閉経期にかけて分泌が減少するため、エストロゲンの働きが弱まり、コレステロールが上昇しやすくなるのです。

たばこは活性酸素を増やし、細胞や血管を傷つけます。傷ついた血管にコレステロールが付着するため、傷が増えるほどコレステロールも増加します。 ■喫煙
喫煙は体内のサビ(老化)の原因となる活性酸素を増やし、細胞や血管を傷つけます。
コレステロールはその傷ついた血管に付着するため、傷が増えるほどコレステロールも増加するのです。


そのほか、過度のアルコールやストレス、運動不足などもコレステロールが増える要因に。
このように生活習慣や遺伝、更年期など、コレステロールが増える要因はたくさんあります。

過剰のアルコールを飲んだり、ストレスがたまるとコレステロールが増える原因になります。

それでは次にコレステロールの正常値やコレステロールを多く含む食材を次のページでご紹介します。