脂肪を燃やす!ジョギングのダイエット効果
ジョギングをはじめる前に、脂肪について少し学んでいきましょう。
カラダについている脂肪を体脂肪といい、体脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪があります。
《皮下脂肪》
皮下脂肪とはお腹や腕についた脂肪のこと。触ったり、鏡で見て「太ったな~」と感じるお肉は皮下脂肪のことです。
《内臓脂肪》
生活習慣病と関係しているのは内臓脂肪。内臓が多く集まるお腹周りに集中する脂肪です。これが糖尿病、血栓症、高血圧につながる事がわかっています。
この2つの脂肪ですが、ジョギングをすることで、落とすことができます。
■ジョギングで筋肉を動かして脂肪を落とそう
筋肉を動かすエネルギー源は、下記の順番で使用されます。
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糖質 → 血中の脂質 → 内臓脂肪細胞 → 皮下脂肪細胞
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内臓脂肪の方が皮下脂肪より先にエネルギーとして使われるので、内臓周りの脂肪は落ちやすく、皮下脂肪は1番最後に利用されるため、落としにくい脂肪だと言われています。ただ、ジョギングは短時間でもこの2つの脂肪を燃焼することができるんです。
■ジョギングは短時間でも効果あり
ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動は、20~30分以上運動しないと脂肪の燃焼が起きないと言われています。
・・・が、これは間違い。
運動開始から20分までのエネルギー源が糖質のみ、それ以降は脂肪のみというように、はっきり分けられているわけではありません。運動開始直後でも脂肪は使われますし、20分以上の運動でも糖質は使われます。
どのエネルギー源が利用されるかは、時間だけではなく
「運動強度」の影響が大。強度が強い運動はより多く糖質を使い、長く続けられるような強度の弱い運動は脂肪を多く使う傾向があります。ジョギング自体が長く続けられる、脂肪をエネルギー源にしやすい運動なので、5分でも10分でもジョギングすることが脂肪燃焼に役立ちます。
もちろん20分連続で行うのが理想なのですが、有酸素運動は短時間でも効果があります。まずはマイペースで気負わずにジョギングに出かけましょう。
次のページは、効率良く走れるフォームをご紹介します。