秋って、どうして食欲がわくの??
豊かに実った野菜や果物が収穫される秋。旬の魚は脂がのって、味も栄養もピークに達します。秋の味覚が食卓に並ぶと、「四季が豊かな日本に生まれて良かった」と、しみじみ思いますよね。ダイエットのことを忘れるぐらい、食欲がでてくるこの季節。それではなぜ、そんなにも食欲がわいてくるのでしょうか?
【 秋はなぜ食欲がわくの? 】
■夏バテの回復
夏は発汗や、体内のほてりを押さえるために、ついつい冷たい飲み物ばかり飲んでしまいがちです。そうすると、水分だけでお腹が一杯になってしまったり、冷たい食べ物や飲み物のとりすぎで胃腸が弱ってしまったりと、夏バテの原因に。ですが、秋になると暑さで弱っていた体力が回復し、消化器官も正常の働きを取り戻すので、食欲が戻ってきます。
■味覚の記憶
美味しそうな食べ物が目の前にあると、以前食べた味や記憶がよみがえり、食欲中枢が刺激されます。私達は、秋の食べ物が美味しいということを経験上知っているので、旬の食材を目の当たりにすると、自然と食欲が沸いてくるのです。秋だから食欲大盛になるわけではなく、美味しい秋の食材が、食べたい気持ちを引き起こすのですね。
■寒い冬に向けてエネルギー源を確保
気温が下がる冬は、体温を一定に保つためにカラダの新陳代謝が高まります。そのエネルギー源を確保するために、秋になると栄養を溜め込むモードにスイッチが入るのです。毎年秋から冬にかけて太ってしまう、とお悩みの方は、冬が来る前に運動を習慣化して、代謝を高めておきましょう。
このように秋に食欲がでるのはちゃんと理由があったからなんですね。それでは、この食欲に打ち勝つためにはどうしたらいいのでしょうか?次のページでは、食欲を抑える方法についてご紹介します。