[1] 食材選びからスタート!コレステロールを下げるには?
食材選びからスタート!コレステロールを下げるには?
コレステロールを下げるには、まず食事内容の見直しから。善玉コレステロール(HDL)を増やし、悪玉コレステロール(LDL)を減らす食品をとり入れましょう。
■緑黄色野菜
抗酸化作用のある栄養素が多く含まれ、血液をサラサラにします。
・βカロテン・・・人参、春菊、小松菜、パセリなど
・ビタミンE・・・かぼちゃ、しそ、ほうれん草、ニラ、アスパラガスなど
・ビタミンC・・・ちんげん菜、ピーマン、芽キャベツ、サヤエンドウなど
・リコピン・・・トマト、スイカなど
・ポリフェノール・・・モロヘイヤ、赤しそ、ブロッコリーなど
■青魚
サンマ、サバ、イワシ、アジなどの背の青い魚には、DHA・EPAという脂肪酸が豊富に含まれます。これらの脂肪酸は、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす働きがあります。
■大豆、大豆製品
大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと分子構造が似ているため、同じようにコレステロールの増加を抑制する働きがあります。また納豆の酵素であるナットウキナーゼは、血栓を溶かす効果が。納豆、味噌、豆腐、豆乳、高野豆腐、おから、きなこなど大豆製品は種類が多いので、食事にとり入れやすいのも魅力的ですね。
■海藻類、果物、ぬめりのある野菜
水溶性食物繊維が多く含まれ、コレステロールの吸収を抑え、体外に排出します。
・海藻類・・・こんぶ、わかめ、とろろ昆布、めかぶ、もずくなど
・果物・・・リンゴ、なし、もも、柑橘類など
・ぬめりのある野菜・・・里芋、長芋、モロヘイヤ、おくらなど
■野菜、きのこ類
・根菜類(不溶性食物繊維が多く含まれ、余分なコレステロールを便とともに排出してくれます。)
ごぼう、大根、いも類など
・葉野菜(食物繊維のほか、ビタミンCも多く含まれ、抗酸化作用が期待できます。)
キャベツ、レタス、カリフラワーなど
・きのこ類(きのこに含まれるβグルカンは、コレステロールを下げる効果があります。)
しいたけ、しめじ、えのき、エリンギ、まつたけ、きくらげなど
その他、ゴマに含まれるリグナン、緑茶に含まれるカテキンはコレステロールを下げる効果があります。これらの食品を、まんべんなく毎日の食事にとり入れていきましょう。
次は、コレステロールの上昇を抑える食べ方、調理法についてご紹介します。