ぽっこりお腹の原因は「腸」にあり?
全体的に痩せ型なのに下腹だけがぽっこりと出ている、ダイエットしてもウエスト周りの脂肪が減らず、硬くなっている・・・このような下腹部のでっぱりが気になるうえ、下痢と便秘を繰り返す・便秘が続くなど、お通じの状態が悪い方は、胃や腸が正常の位置より下がっているのかもしれません。
【 胃腸が下がると起こる不快な症状 】
■便秘
胃が下垂すると、腸が圧迫され、腸の運動が妨げられて便秘になります。
■冷えからくる不快症状
支えている周りの筋肉に負荷がかかり、硬く凝り固まってしまいます。このため血流が悪くなり、冷えの原因に。さらに白砂糖や、精製された小麦粉、コーヒーなど「カラダを冷やす食材」ばかり食べていると、ますます内臓が冷え、肩こり、頭痛、生理痛、腰痛など不快な症状が現れてきます。
■肥満
各器官の働きが悪くなり、代謝が低下するので、太りやすくなります。特に腸や子宮、膀胱など、大切な器官が集まる下腹部は、冷えると保護機能が働き脂肪を増やすので、お腹周りがぽっこりと出てくるのです。
【 腸が下がる原因 】
■運動不足
日常生活における活動量の低下は、お腹を覆っている腹直筋や上半身と下半身をつなぐ大腰筋、骨盤と足の付け根をつなぐ腸骨筋など内臓を支える深部筋(インナーマッスル)を衰えさせます。運動や柔軟体操によって深部筋を鍛えると、内臓が押しあがり、下腹部が引き締まってきます。
■骨盤のゆがみ
骨盤がゆがんでしまうと、腸骨にのっている腸を支えられなくなったり、内臓全体が下がりやすくなります。出産後の女性や、猫背気味の方、運動不足で筋力が低下している人は、骨盤がゆがんでいる可能性があるので要注意。骨盤矯正やストレッチで、骨盤の位置を正しく戻すようにしましょう。
■姿勢が悪い
デスクワークの方に多く見られますが、1日中座りっぱなしでパソコンに向かっていると、自然と姿勢が前かがみになりませんか?この状態が長く続くと脊柱が湾曲し、腸に負担がかかってきます。丹田(へその下の部分)を意識し、姿勢や動作を正しく保つようにしましょう。1時間に一度は伸びをしたり、席を立つようにしてください。
次は下がった腸を元の位置に戻すための腸の引き上げエクササイズをご紹介します♪