【 なぜ運動が必要? 】
人は暑くなると汗をかいて体内の熱を発散します。しかし冷房が効いている室内では汗をかくことがなく、外へ出ればうだるような暑さ・・・。急激な温度差にカラダが対応できず、自律神経が乱れてしまうのです。夏バテ防止のキーポイントは「汗を出す」ということ。運動して汗をかき、体内の熱を外に発散することで、自律神経の働きを良くし、さまざまな不調を解消してくれるのです。
しかし、いきなり運動をはじめるとなると少しハードルが高いかもしれませんね。そこで、自律神経の働きを整える「ヨガのポーズ」をとり入れたストレッチをご紹介します。
【 夏バテ解消ストレッチ 】
カラダを伸ばすことで、血流が良くなり、体液がめぐります。気持ちよいと思うくらいまで伸ばすのがポイント。無理しないで行ってくださいね。
■ 深呼吸 ■
カラダの細胞のすみずみにまで酸素を行き渡らせるように、ゆっくりしっかり深呼吸しましょう。
1.カラダの中の悪いものを出し切るイメージで、10秒かけてゆっくり口から息を吐ききります
2.そのまま10秒キープします。(無理はせず、できる時間で)
3.新鮮な空気を指先まで行き渡らせるイメージで、10秒かけて鼻から息をゆっくり吸い込みましょう
4.あばらが上のほうに上がるのを感じながら、1分程度繰り返します
■ 木のポーズ ■
自律神経の働きを良くする、骨盤の位置を整えるなどの効果があります。
1.両足をくっつけて、まっすぐ立ちます。口から息を吐ききります
2.鼻から息を吸いながら、右足のかかとを、左足のうちももにそって、ゆっくり上げていきます
3.足が安定したら、胸の前で手を合わせ、上にむかって伸ばしていきます。この間、ゆっくり呼吸を続けます
4.このまま30秒キープ。反対の足も同様に行います
■ 下を向く犬のポーズ ■
腰痛、頭痛、不眠の解消に。二の腕の引き締めにも効果があります。
1.両手両足は肩幅に開き、四つんばいになります。口から息をゆっくり吐ききります
2.鼻から息を吸いながら、ゆっくり腰を高く上げていきます
3.呼吸を続けながら、30秒キープ
■ コブラのポーズ ■
冷え性や腰痛、便秘の解消に効果あり。背中やお尻のラインを引き締めます。
1.うつ伏せになり、足を軽く広げ、両肘を曲げて手のひらを胸横の床へ置き、口から息を吐ききります
2.息を吸いながら、両手で上体を持ち上げ、腰を伸ばしながら胸をそらせます
3.肩甲骨を落として軽くよせ、胸を開くようにして、呼吸をゆっくり続けながら30秒キープ
これを朝晩、1回づつ行うと良いですよ。簡単なので試してみてくださいね。
ストレッチだけではもの足りないという方や、運動をとり入れて健康的に痩せたい!という方には、次のページの運動で気持ちよくダイエットしましょう★