育ち盛りのきみたちへ食べさせたいお弁当
最近、子供の食生活に変化が起きています。おやつが食事代わりになってしまったり、インスタント食品やスナック菓子のとり過ぎ、好きなものしか食べない偏食傾向など、食生活の乱れが目立つようになりました。子供には、心身ともに健やかに育ってほしいと願うもの。それには規則正しい生活習慣と、バランスのとれた食事が不可欠です。
【 成長期の子供に必要な栄養成分 】
■たんぱく質
「免疫力を高めカラダを丈夫にする」「思考力、集中力のアップ」「筋肉を作る」など、カラダのもととなるたんぱく質は成長期にしっかりとりたいもの。中でもカラダで合成することができない必須アミノ酸をバランスよく含む良質なたんぱく質は健康維持にかかせません。
必須アミノ酸とは?
<食品>肉類、牛乳、チーズ、卵、魚介類など
■カルシウム
しっかりした骨格や歯を作ります。またホルモンの分泌や精神の安定、運動能力にも深く関わっています。カルシウムは不足しがちな栄養素なので、成長期はとくに意識してとりたいもの。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるので、多く含まれる干ししいたけ、かつおぶしなどの乾物も合わせてとるとよいでしょう。
<食品>牛乳、小魚、大豆製品、青菜類
■鉄
血液の材料となる鉄は不足すると、「疲れやすい」「集中力の低下」「無気力」などの症状が起こります。特に女子は月経が始まると鉄の必要量が高まるので、不足しないように注意しましょう。鉄を含む食品を食べるときは、野菜や果物に多く含まれているビタミンCを一緒にとると吸収率がアップしますよ。
<食品>レバー、あさり、ほうれん草、小松菜など
その他に糖質をエネルギーに変えるビタミンB1、成長促進と脂質代謝に作用するビタミンB2、たんぱく質の代謝に必要なビタミンB6、不足すると悪性貧血を引き起こすビタミンB12など、ビタミンB群は成長に欠かせない多くの成分を含みます。また、主食となる炭水化物は、カラダを動かすエネルギー源となるのでしっかり摂りたいもの。
このように活動量が多い成長期は主食・主菜・副菜と組み合わせたバランスのよい食事が大切です。
次は幼児向けのお弁当についてです。幼児は
「食べにくい」が好き嫌いの原因だったりします。見た目も華やかでひと口で食べれるお弁当レシピをご紹介します。